9月に入り、フィリピンはいわゆる「berマンス(September〜Decemberの“ber”がつく月)」に突入しました。ここから年末にかけては忘年会や帰省で人の動きが一気に増える時期で、夜の街も最も賑わうシーズンに入ります。これに合わせて全国の警察が見回りを強めていて、マカティやP.Burgos周辺で遊ぶ人にも関わってくる話です。
フィリピン国家警察(PNP)は9月2日、繁華街や交通ターミナル、市場など人が集まる場所での巡回・監視を強化するよう各地の警察に指示したと発表しました。長官のホセ・メレンシオ・ナルタテス氏は「犯罪が起きる前に防ぐこと」を優先すると述べています。つまり、これから年末まではバー街の周辺やGrabの乗降場、深夜のコンビニ前などで制服警官の姿を見かける機会が増える、ということです。
報じたメディアの投稿も出ています。まずは地元大手のGMA Newsから。
在住者からも前向きな受け止めがありました。「berマンスは毎年ホリデーの慌ただしさとセットで来る。警察が増えるのはいい動き、抑止になって街が少しでも安全になれば」という趣旨の投稿です。
夜遊び目線で押さえておきたいこと
見回りが増えるのは基本的には歓迎すべきことですが、行動を少し調整しておくと余計なトラブルを避けられます。ポイントは三つ。
ひとつめは身分証と所持品の管理。この時期はスリや置き引き、そして「両替詐欺・釣り銭ごまかし」が増えやすいと警察も注意を呼びかけています。P.Burgosやマカティ・アベニュー沿いを移動するときは、財布とスマホを別々に、大きな現金はまとめて持ち歩かないのが無難でしょう。
ふたつめはリアルタイムの位置情報をSNSに流さないこと。警察が名指しで挙げていた注意点でもあります。「今どこそこの店にいる」という投稿は、狙う側に動線を教えてしまいます。写真を上げるなら店を出たあとに。
三つめは移動のタイミング。ターミナルや繁華街の見回り強化は、裏を返せば人出が読めない時間帯があるということ。深夜にA.Venue周辺からRingside、Kojaといった店をハシゴするなら、店から店への短い距離でもGrabを使って路上での“ふらつき”を減らすと安心です。歩くより割高でも、この時期は移動を丸ごと車内で完結させる価値があります。
締め出しではなく「いつも通り+一手間」
誤解のないように書くと、これは夜遊びの締め出しや取り締まり強化そのものが目的ではありません。年末に向けて人が増える街を落ち着かせるための、季節恒例の増員です。マカティやP.Burgosの営業や動線に直接の制限が出ているわけではなく、店はいつも通り開いています。
とはいえ、警官が増える=人出も増える、という季節の入り口に来たのは確かです。いつもの夜遊びに「所持品」「位置情報」「移動手段」の一手間を足しておけば、berマンスの賑わいを気持ちよく楽しめるはずです。年末に向けて、まずは今夜から意識しておきましょう。

