マニラ首都圏(NCR)で、麻薬取り締まりが一段と強まっています。首都圏警察(NCRPO)は8月下旬から9月下旬にかけて、市内各所で集中的な捜査を実施したと公表しました。夜遊びで訪れる人にとって、これは「街の空気が少し引き締まっている」というサインです。

特に注意したいのが、繁華街での動きです。エルミタでは8月31日に大きなおとり捜査(buy-bust)が行われ、NCRPO長官のクリストファー・アブラハノ准将が結果を説明しました。エルミタ・マラテはバーやKTVが集まるエリアで、夜の人出も多い場所。だからこそ、警察の巡回や検問に出くわす可能性も上がっている、と考えておくのが無難でしょう。

ここで大事なのは、取り締まりを避ける小細工ではありません。むしろ逆で、やましいことが何もない状態で夜を過ごすのが一番強い、ということです。旅行者・在住者が今夜からできる備えを、エリアの動線に沿って整理します。

身分証(ID)は必ず携帯する

パスポートの原本は宿に置き、コピーか写真、そして在留者は身分証を持ち歩きましょう。職務質問や検問の際、本人確認がスムーズだと余計なやり取りが減ります。

正規の店だけを選ぶ

入口や料金表示がはっきりしている店、Grabで正面に着けられる店を軸に組み立てます。声かけで裏道へ誘導してくるケースは、エルミタ〜マラテでもマカティのポブラシオン周辺でも避けるのが賢明です。

知らない人の荷物を預からない

「少しだけ持っていて」という頼みは、たとえ相手が親しげでも断ってください。中身が分からないものを持たされるのは、夜の街で最も避けたいリスクの一つ。

帰り足は早めに固める

検問で流れが滞ると、深夜のGrabはさらに捕まりにくくなります。ラストオーダー前に配車を押さえ、現金も少し持っておくと安心です。

押収量や金額といった数字の詳細、フィリピン全体の治安の流れは、姉妹サイトのマニラ情報局Labが継続して報じています。背景を知りたい方はこちら(マニラ情報局Lab ニュース)もあわせてどうぞ。

取り締まりが厳しい時期は、正規の店で普通に楽しむ人にとってはむしろ安心材料でもあります。ルールを守って、いつも通りの夜を。